ピアジェの発達段階
保育士「自己中心性」の問題
ピアジェの三つ山課題で、子どもが自分から見える山の風景を、向かいに座る人形から見た風景としても選んでしまう傾向がある。この傾向を説明する前操作期の特徴として最も適切なものはどれか。
1数や量が見た目を変えても変わらないと理解できる保存の概念が成立していることを示す特徴である。
2全体を部分に分けたり再び全体に戻したりできる可逆的な操作が成立していることを示す特徴である。
3他者の視点が自分と異なると理解できず、自分の見え方を相手にも当てはめる自己中心性の特徴である。
4事物を複数の次元で同時に整理し系列化や分類ができる脱中心化が完成していることを示す特徴である。
5目の前にない事象を仮定し条件を変えて結論を導く仮説演繹的思考が成立していることを示す特徴である。
正解
3.他者の視点が自分と異なると理解できず、自分の見え方を相手にも当てはめる自己中心性の特徴である。
前操作期(2〜7歳)の自己中心性は、他者が自分とは違う視点をもつことを理解しにくい特徴を指す。三つ山課題はこの視点取得の未熟さを示す代表的課題である。
?選択肢ごとの解説
1 ×保存の概念は具体的操作期で成立するもので、自己中心性が残る前操作期とは段階が異なる。三つ山課題の説明にもならない。
2 ×可逆的操作も具体的操作期の特徴で、前操作期にはまだ成立しない。視点取得の問題とは別の能力。
3 ○前操作期(2〜7歳)の自己中心性は、他者が自分とは違う視点をもつことを理解しにくい特徴を指す。三つ山課題はこの視点取得の未熟さを示す代表的課題である。
4 ×脱中心化の完成は具体的操作期以降であり、自己中心性が顕著な前操作期の説明とは逆である。
5 ×仮説演繹的思考は形式的操作期の特徴で、最も高次の段階。前操作期の視点取得の未熟さとは無関係。
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