前言語期の発達
保育士「共同注意」の問題
生後9か月頃から、乳児が他者と同じ対象に注意を向け視線や指さしで関心を共有する行動として、最も適切なものはどれか。
1自分の欲しい物を相手に取ってもらうために手を伸ばし、要求のみを伝える命令的動作である。
2鏡に映る自分を別の他者だと思い込み、その像に向けて笑いかけたり手を伸ばしたりする行動である。
3養育者の表情を手がかりとして、未知の対象へ近づくか避けるかを判断する社会的参照の段階である。
4他者と視線や指さしで同じ対象に注意を向け合い、関心を共有する三項関係の成立を示している。
5他者の動作を時間をおいて再現し、目の前にない行為をまねる延滞模倣の能力を示している。
正解
4.他者と視線や指さしで同じ対象に注意を向け合い、関心を共有する三項関係の成立を示している。
共同注意は生後9か月頃に現れ、乳児・他者・対象の三項関係が成立して視線追従や指さしで同じ対象への関心を共有する。言語やコミュニケーション発達の基盤とされる。
?選択肢ごとの解説
1 ×欲しい物を取らせるために手を伸ばすのは命令(要求)の伝達で、関心の共有を目的とする共同注意とは機能が異なる。
2 ×鏡像へ笑いかける行動は自己認知の発達に関わるもので、他者と対象への注意を共有する共同注意とは別の現象である。
3 ×表情を手がかりに行動を決めるのは社会的参照で、共同注意を土台としつつも情緒的評価の利用という点で区別される。
4 ○共同注意は生後9か月頃に現れ、乳児・他者・対象の三項関係が成立して視線追従や指さしで同じ対象への関心を共有する。言語やコミュニケーション発達の基盤とされる。
5 ×目の前にない行為を後から再現するのは延滞模倣であり、表象能力に関わるもので関心共有とは焦点が異なる。
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