語彙の発達
保育士「過剰拡張」の問題
語彙獲得の初期に、子どもが『ワンワン』を犬以外の四足動物にも当てはめるなど、語の適用範囲を広げすぎる現象として、最も適切なものはどれか。
1『ワンワン』を犬以外の四足動物にも使うなど、語を本来より広い範囲に当てはめる過剰拡張である。
2自分の家で飼う犬だけを『ワンワン』と呼び、他の犬には使おうとしない語の過剰縮小と呼ばれる現象である。
3短期間に理解語・表出語が急増し、語彙数が爆発的に増えていく語彙爆発と呼ばれる現象である。
4一つの語で文全体の意味を担わせ、文脈に応じて要求や叙述を表す一語文の段階の現象である。
5規則を当てはめすぎて『行った』を『行きた』と言うなど、活用を誤る過剰一般化の現象である。
正解
1.『ワンワン』を犬以外の四足動物にも使うなど、語を本来より広い範囲に当てはめる過剰拡張である。
過剰拡張は語彙獲得の初期に、語の意味範囲を本来より広げて適用する現象である。『ワンワン』を猫や馬など他の四足動物にも使うなどが典型で、語の意味を絞り込む過程の途上で生じる。
?選択肢ごとの解説
1 ○過剰拡張は語彙獲得の初期に、語の意味範囲を本来より広げて適用する現象である。『ワンワン』を猫や馬など他の四足動物にも使うなどが典型で、語の意味を絞り込む過程の途上で生じる。
2 ×自分の犬だけに語を限定するのは過剰縮小(過小拡張)で、適用範囲が狭すぎる現象であり、広げすぎる過剰拡張とは逆である。
3 ×語彙数が急増するのは語彙爆発であり、語の適用範囲の誤りを指す過剰拡張とは現象の質が異なる。
4 ×一語で文の機能を果たすのは一語文で、文の構成に関わるものであり意味範囲の過剰適用とは別物である。
5 ×活用規則を当てはめすぎる『行きた』などは過剰一般化(文法的)で、語彙の意味範囲を扱う過剰拡張とは領域が異なる。
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