知能の理論
保育士「流動性知能と結晶性知能」の問題
キャッテルらの知能の分類で、経験や学習を通じて蓄積され加齢後も比較的保たれやすい知能として、最も適切なものはどれか。
1新しい場面で素早く推論し問題を解く能力で、加齢とともに低下しやすい流動性知能を指す。
2言葉を持たない乳児の認識を、同じ刺激への注視時間の増減から推定するための研究上の指標を指している。
3状況に応じて柔軟に方略を切り替える力で、加齢の影響を受けないとされる能力を指している。
4知能を単一の一般因子だけで説明し、領域による差を認めない古典的な知能観そのものを指す。
5経験や学習を通じて蓄積され語彙や知識に表れ、加齢後も比較的保たれやすい結晶性知能を指す。
正解
5.経験や学習を通じて蓄積され語彙や知識に表れ、加齢後も比較的保たれやすい結晶性知能を指す。
結晶性知能はキャッテルらの分類で、経験や教育を通じて蓄積される知能であり、語彙や一般的知識などに表れる。加齢の影響を受けにくく、高齢期まで比較的保たれやすいとされる。
?選択肢ごとの解説
1 ×新規場面での素早い推論で加齢とともに低下しやすいのは流動性知能で、蓄積され保たれやすい結晶性知能とは性質が逆である。
2 ×注視時間で乳児の認識を推定する指標は研究法に関する記述で、知能の分類である結晶性知能とは無関係である。
3 ×加齢の影響を受けないと言い切る記述は不正確で、結晶性知能は保たれやすいものの影響を全く受けないわけではない。
4 ×知能を単一の一般因子のみで説明する知能観は別の立場であり、流動性・結晶性に分けるキャッテルらの分類とは異なる。
5 ○結晶性知能はキャッテルらの分類で、経験や教育を通じて蓄積される知能であり、語彙や一般的知識などに表れる。加齢の影響を受けにくく、高齢期まで比較的保たれやすいとされる。
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